Xoops-tenを使ってみる(Xoops2.1.8をPHP5.3に対応)
ここ最近、私が初めて触ったCMS(Xoops)の最新版をいじってます。
XoopsCubeLegacy2.1.8までは、いろいろ作っていて、現在も稼働中のサイトもあります。
前回の記事ではEC-Cubeの件を書いているのですが、使用しているサーバのPHPのヴァージョンが変更となり、稼働中Xoopサイトも仕様が合わなくなりました。PHPのヴァージョンを上げるとエラーが大量に表示されてしまいます。
Xoops Cube Legacy 2.1.8をPHP5.3に対応させる
下記の方法で大量のエラー箇所を修正してみました。
●【エラー表示1】
Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in ~
上記エラーが複数表示されるが、php5.3では非推奨の記述があるの為、警告エラー表示。
(修正方法)
エラー箇所に記述されている「& new」を「 new」に修正する。(置換ソフト(私は、Devasというソフト使用)を使用して一括置換で修正)
●【エラー表示2】
Deprecated: Comments starting with ‘#’ are deprecated in ~
上記エラーが複数表示されるが、php5.3では非推奨の記述があるの為、警告エラー表示。
(修正方法)
local/settings/site_default.ini.php内の「#」で始まる行の「#」を「;」へ変更する
●【エラー表示3】
Deprecated: Function set_magic_quotes_runtime() is deprecated in ~
上記エラーが複数表示されるが、php5.3では非推奨の記述があるの為、警告エラー表示。
(修正方法)
.htaccessに下記を追記する
php_value “error_reporting” “E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_DEPRECATED”
●【エラー表示4】
Function ereg() is deprecated in ~
ereg()関数が、php5.3では非推奨の為、警告エラー表示。
(修正方法)
ereg()関数が使われている箇所を、preg_match()関数に記述修正する
現在は、上記で大量に出たエラー箇所を修正し、問題なく表示されています。
しかしいずれは、古いタイプのXoopsは動かなくなる可能性があるので、最新のXoopsに触れておこうと考え
今回、いろいろと試してみました。
Xoops-tenインストール
最新Xoopsのインストールは、以前のXoopsとさほど変わる事無く、問題なくインストールできました。
付属のテンプレートを確認すると、以前のXoopsは基本tableデザインだったものが、divタグで組まれ直してありました。
更に、「-pack2011」のテンプレートは、レスポンシブデザインにも対応している。
凄い進化してます。
管理画面
Xoops-tenの管理画面を確認してみて、驚きの項目が!モジュールのアップデート管理が追加されている!
以前は、定期的にモジュールのヴァージョンアップを確認しないといけなかったのが、管理画面に通知される。
これはたいへん便利、モジュールの管理が非常にしやすいです。
モジュール
以前、Xoopsでブログ形式の投稿や表示に使用していた「D3blog」や「WordpressME」モジュールを使っていましたが、今回は、「Xpress」モジュールを試してみました。
インストール後、Xpressモジュールの管理画面を見てみると、まんまWordpressで驚きました。
テンプレートは、XoopsかWordpressの物を選択出来る様になっているので、サイトの見え方も統一する事が可能です。
また、複数のBlogを管理する場合も、Wordpressのネットワーク管理機能を使用できるので簡単にできます。
Wordpressそのものなので、Wordpressのプラグインもそのまま使用する事ができます。
サーバ上のファイル構造もWordpressのままなので、Wordpressに詳しい方なら、いろいろとカスタム出来そうです。
まだまだ新しい事がありますが、今回はここまでとします。